Nov 19, 2011

インドなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいカモ

さくら剛「インドなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいカモ」
K-7 / SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO

ここんとこ女子バレーの試合を観るのにCATVのお世話になっていた。
で、点けっ放しだったTVでたまたまお笑い番組をやっていて
ゲスト出演していたさくら剛さんを初めて見知り
”引きこもりの旅作家”なんつーキャッチコピー(笑)が
その風貌と語り口にマッチしていて興味が沸いたので、彼の著作を入手してみた。

書くのをためらう程タイトルが長い!(^_^;)
「インドなんて二度と行くか!ボケ!!…でもまた行きたいカモ
字面からもう軟弱ぶりが垣間見えてる。。。

中身はどーってことない貧乏旅日記。
つか、題材がインド旅行ってダケの”一人漫談”のようなもんかな。
数ページ読んですぐに連想したのが、北杜夫さんの「どくとるマンボウ航海記」だ。
あの事実かホラなのかよーわからんウケ狙いの文章に近い。

ちなみに北さんにはそこはかとなく教養の香りがあったけど
さくらさんのには巷で流行ったギャグの”再利用”が目についたので
私の評価はちょっと下がる。(^_^;)

借り物のギャクは封印して、もっと自分の言葉で書いて欲しいな。
大枠では結構好みの物書きさんだったから、今後に期待する。

Posted at 23:11 in books

Nov 15, 2011

草子ブックガイド

玉川重機「草子ブックガイド」
K-7 / SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO

ネットで紹介されていたので気になって買ったマンガ。
玉川重機って人の「草子ブックガイド」

内容は、幸薄く内向的な文学少女(笑)草子が
毎回一冊の本について読書感想文(ブックガイド)を披露しつつ
周囲の人達との人間模様を織りなしていくというお話。

第一話は「ロビンソン・クルーソー漂流記」、あと中島敦の「三月記」とか
読んだことのある古典(?)の名作紹介かと思えば
カポーティの短編「ダイヤのギター」に西行の「山家集」なんて
普通読まないだろ!って作品を取り上げていたりで
なかなか興味深く読ませてもらった(笑)

”女子中学生”のブックガイドという設定だからか
掘り下げが浅く感じるし”綺麗事”っぽくまとめているのが気にはなった。
画も丁寧だけど、私の好みじゃないのよね。(;^_^A)
私の採点は、5点満点中3.5点かな~

でも続きは読んでみたい!

Posted at 22:08 in books

May 17, 2011

プリンセス・トヨトミ

万城目学「プリンセス・トヨトミ」
DMC-L10 / Leica-D 14-150mm F3.5-5.6

まだあるぞ、読んだ本! < どんだけヒマだったんだよ、オマエ(;^_^A)
万城目学さんの「プリンセス・トヨトミ」。
なんとなくおもしろそうだったので手に取った。
万城目さんの作品は「鴨川ホルモー」に次いで二冊目。

帯に「大阪全停止。」だなんで刺激的なコトが書いてあって
ドラマチックな展開を期待したんだが・・・やっぱり万城目さんだった。(^_^;)
セットはそこそこ大掛かりだけど、内容が下町人情話?なんだよね~

キャラは立ってるし、まあ読んで普通におもしろい。
でもなんか常識の枠からはみ出していない。
「変わってるけど普通の人」って感じがどうも食い足りないんだな。

とはいえ、そういうのが万城目さんの”味”だとは思う。
人に嫌われない作家さんだよね。

あと、これは小説として読むより映画化した方がいいような気がした。
文中のあちこちに映像を意識した箇所が見受けられたので。

Posted at 22:18 in books

May 16, 2011

極北クレイマー

海堂尊「極北クレイマー」
DMC-L10 / Leica-D 14-150mm F3.5-5.6

出張中に読んだ本の続き(笑)
新幹線の中はヒマだったのよ、ホント・・・(^_^;)

んで、お馴染みの海堂尊さんの「極北クレイマー」。
文庫本になったら読むってパターンはあいかわらず(爆)
今回は優秀な産婦人科医が医療事故で”刑事告訴”されるって話が主題。
いつも通りの「読ませる」文章力は健在で、あっという間に読了。
クライマックスがイマイチかな?星5つの内3つといったところだね。

Posted at 21:56 in books

May 15, 2011

海の壁

吉村昭「三陸海岸大津波」
DMC-L10 / Leica-D 14-150mm F3.5-5.6

出張中に読んだ本。最近売れているらしい(笑)
吉村昭さんの「三陸海岸大津波」。表題があまりにストレートなので
初出時(1970年)の「海の壁 三陸沿岸大津波」の方をブログのタイトルに選んだ。

過去に三陸沿岸を襲った3つの大津波(明治29年、昭和8年、チリ大地震)について
当時を知る人々への取材や資料に基づき丁寧にまとめてある。

吉村さんの文章は淡々としていて、押しつけがましくないところがいい。

「津波の歴史」という小節には、三陸沿岸がいかに過去何度何度も
津波の被害を受けて来たかが明らかにされている。

それでも、土地の人達は危険な海岸付近へ戻り、住み続けてきた。
危ないとわかっていても、20年30年に1回の災害ならば受け入れると言うことだろうか。

津波は人智の及ぶものではない。
高さ50メートルにもなる海の壁を防ぐ防潮堤なんか作れっこないと私は思う。
人は逃げるしかないんだろう、それまで築き上げた全てを捨てて。
酷い目に遭い、大切な人を奪われ、それでもまた廃墟から再生が始まる。
三陸の海と共に生きるということは、そういう事なのだろう。

三陸沿岸に暮らす人達の生き様、みたいなものに触れたような気がした。

私は「津波に飲まれた地区を居住禁止にすればいい」と安直に考えていたが
多分そんなに甘い話じゃないのだろう。
しかし、上にも書いたが津波を人間の力で防ぐことは多分出来ない。
”そこには住まない”以外に対処方法はないように思う。

国や自治体はどう対応するのか、難しい問題だ。
私は「自己責任」の範疇だと考えるが、冷たいかな?(;^_^A)

Posted at 20:19 in books